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過去授与者
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Ms. Cynthia Henley Smith

プレトリア大学、 南アフリカ



Project: 新規予測法を用いた口腔病原体に対する南アフリカ原産植物の生物活性

Ms. Cynthia Henley Smith


人類において齲蝕症(虫歯)と歯周病は、健康と地域福祉に多大な影響を与えます。私の博士課程の課題は、Streptococcus mutansが原因となる虫歯、Prevotella intermediaが原因となる歯周病、免疫不全の患者によく見られるCandia albicansなどの口腔病原体を抑制することが出来る南アフリカ原産植物をスクリーニングすることです。

抗菌剤のスクリーニング、南アフリカ原産植物とエッセンシャルオイルの相乗効果となり得る組み合わせ、新規予測法、そして走査型電子顕微鏡を用いた未付着成分の定量分析を通して、人間との共生が必要とされるバクテリアを適正レベルに保ちながらも病原菌の付着が抑制されることが解明されました。酵素系生体分析によると、エッセンシャルオイルとの相乗効果は、酸による歯のエナメル質脱灰の減少に役立つことが判明しました。この結果は南アフリカ原産植物をオーラルケア製品に応用する大きな可能性を示唆しています。

この研究論文へのリンク:ロジスティック反応モデルを用いた菌抑制に対する複数成分の効果に対する予測 - 新規アプローチ:http://www.biomedcentral.com/1472-6882/14/190