Ms. Monica Wagui

イースタンアフリカカトリック大学、アート＆ソーシャルサイエンス学部

Project: 様々な言語における概念的比喩の比較研究

この研究では、概念的比喩を異なった言語の脈絡において調べています。ラコフとジョンソン(1980)の発見によると比喩は日常において言葉としてだけでなく、思想や行動としても浸透して来たようです。また、この発見の中でラコフとジョンソンは時間や人生、愛などといった抽象的な概念は金銭や生活といった具体的な概念の経験とともに組み立てられているのではないかという点に関しても論争を展開しています。例えばdon’t waste my timeやwe have a long way to goなどは英語圏の人々が時間と生活や愛それぞれについて話す例です。同様の表現は日本語やスワヒリ語にもみられ、このことにより万人共通の概念的な比喩の形態が存在することを提案しています。